【PUBG選手インタビュー】USG Hyster1cJam所属 clockbox 「自分が観る側だったからこそ、よりファンあっての存在だと感じる」

INTERVIEW

【本記事は、2018年6月25日に「SHIBUYA GAME」にて公開された記事のアーカイブです】

『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のDMM GAMES公式大会「PUBG JAPAN SERIES」(以下、PJS)では、現在βリーグが開催されています。

今回は、そのβリーグに出場中のプロゲーミングチーム「USG_Hyster1cJam」所属 clockbox選手にインタビューを行いました。

「USG_Hyster1cJam」は、PJS αリーグPhase2にて総合1位を獲得。clockbox選手は、オーダーとしてチームを優勝に導いた実績を持つ選手です。

そんなclockbox選手のゲームとの出会いから現在までをたどりつつ、決して順風満帆ではなかったという「USG_Hyster1cJam」のストーリーにも迫ります!

SHAKAさんに憧れ、初ボーナスでゲーミングPCを購入

――まずは、clockboxさんのプレイヤー名の由来を教えていただけますか?

『League of Legends(LoL)』の海外のプレイヤーで、boxboxさんという有名な人がいるんですが、その”box”を入れたいと思ったんです。それで、組み合わせる言葉を考えていた時にちょうど時計を見ていて、”clock”と”box”を合わせると語感が良いなと思って。なので、『LoL』をプレイしていた時からこの名前を使っています。

――ゲームとの出会いはいつ頃、どんなタイトルでしたか?

中学校まではずっとサッカー漬けだったので、ゲームにはあまり触れていませんでした。高校1年の夏に、友達に誘われてPS3の『Call of Duty』シリーズを始めて、それがFPSゲームとの出会いでした。それから高校3年まで、家に帰って来たら寝るまでぶっ続けでプレイするくらいやり込んでましたね。

その頃に知り合いから、「DeToNator」のSHAKAさんがプレイする『Alliance of Valiant Arms(AVA)』の動画を教えてもらって、ものすごく憧れたんです。高校生の時からファンだったので、PJSの会場で会えた時は「夢じゃないかな!?」って何回も確認したくらい(笑)。握手をお願いしたら、SHAKAさんの方からハグしてくださって、めちゃくちゃ嬉しかったです!

――素敵なエピソードですね!その頃から『AVA』もプレイしていたのでしょうか?

高校生の頃はPCを持っていなかったので、『AVA』はプレイできなくて。PCゲームを始めたのは、社会人になってからなんです。初めてのボーナスをもらった時に、両親へちょっと還元して、残りを全部PCの購入にあてました。

それから、やっと『AVA』を始めたんですけど、マウスとキーボードの操作が慣れなくて難しかったですね。でも、SHAKAさんに憧れてスナイパーばかり使っていました(笑)。5年くらい経ちますが、今もその時に買ったPCを使っています。

――PCゲームを始めてから、他にはどんなゲームをプレイしてきましたか?

『AVA』の次には、『Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO)』シリーズを2~3年くらいプレイしていました。ただ、エイムでごり押しするだけでまったく頭を使っていなくて、今考えるとすごく弱かったと思います(笑)。

頭を使うことを覚えたのが、その次にプレイした『LoL』ですね。その時に、とにかくいろんな攻略情報を見て、知識を頭に入れておくことの大切さを学びました。その経験は『PUBG』にも活かされていると思います。

『PUBG』に出会うまでは、完全に”観る側”だった

――『PUBG』をプレイし始めた時期を教えてください。

『PUBG』がリリースされた直後くらいに、知り合いから教えてもらって始めました。なので、時期としてはシーズン1の頃からプレイしています。

――『PUBG』よりも前に、選手として活動したことはありましたか?

なかったですね。『PUBG』に出会うまでは、ゲームのプロ選手というと完全に観る側だったので、まさか自分がなるとは思っていませんでした。

――選手としての活動に興味を持ったタイミングはありましたか?

PUBG部門のメンバー募集をかなり早い時期に出し始めたプロゲーミングチームに、友達と一緒に応募したんです。実力試しのつもりで応募したんですけど、友達だけが受かって自分は落ちてしまって……(笑)。

そういう経緯もあって、2017年10月に開催されたDMM GAMES主催の大会も、その翌月に韓国で開催されたアジア大会も、その友達を応援しながら観ている側でした。

――その後、大会に出場するにはどのようなきっかけがあったのでしょうか。

現チームメンバーのScrqmb1eは、もともと高校生の頃に『CoD』を通じて知り合ったんですが、3~4年ぶりくらいにお互い『PUBG』をやっていると知って。久々に一緒にやろうという話になり、2017年12月に「PUBLYMPIC#05 Duo」という大会に2人で出たら、最多キルも獲得して優勝したんですよ。

「これはいける!」ということになって、あと2人メンバーを集めようと。それで、2018年1月に開催されたPJS αリーグの予選に「Hyster1cJam」として出場して、10位で予選を通過しました。

ファンからのメッセージで、プロとして実感がわくように

――「Unsold Stuff Gaming(USG)」への加入は、どういった経緯でしたか?

PJS αリーグの予選が終わった翌日くらいに、「USG」のマネージャーから声を掛けてもらったんです。いくつか他のチームからも声を掛けていただいたんですが、一番初めに連絡をもらった「USG」に加入を決めました。

――プロゲーミングチームに所属して、変化を感じたことがあれば教えてください。

最近になって、Twitterなどで「ファンです」と言ってくださる方がいたり、応援のメッセージをもらったりするようになって、やっとプロなんだなという実感がわくようになりました。

――clockboxさんといえば、大会で配信カメラに向かってちょっとしたパフォーマンスをするのが印象的ですが、そういった意識とも関係ありますか?

自分が今までファンとして観る側だったので、カメラを向けられた選手が反応してくれると、やっぱり嬉しいじゃないですか。プロというのはファンあっての存在だと思うので、意識している部分のひとつではあります。

よくやっているポーズは、韓国の選手が配信カメラに向かって「GG!」とサムズアップをしているのを見て、いいなと思って。それをちょっと崩して変顔にしています(笑)。

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