【PUBG選手インタビュー】「BLUE BEES」所属 Liavely 「実力で取った優勝だと証明するために、Season3でも結果を出したい」

INTERVIEW

選手として接する時は厳しく、試合が終われば仲の良い友達

――Liavelyさんから見て「BLUE BEES」はどんなチームだと思いますか?

すごく仲が良いと思います。ただ、試合や練習では選手として接しているので、全員がお互いにミスを指摘したり、厳しく意見を言ったりします。

試合後のフィードバックの時も皆、口調がキツいんですよね(笑)。特に全然ポイントが取れていない時のやり取りなんかは、傍から見たらケンカみたいに見えると思います。

――お互いに厳しい意見を言っても、あくまで選手として接していると。オンとオフの切り替えができるメンバーだということですね。

そうですね。試合や練習が終われば、仲の良い友達として普通に遊んだりしています。

――PJS会場でのインタビューで、4人の目標が高く足並み揃っている印象が強かったのですが、チームで目標について話し合うような場面はありましたか?

特に目標について話し合ったりはしていないです。たぶん、もともと「勝って結果を出したい」という欲が、皆ものすごく強かったと思うんですよ。そういうメンバーが集まっているチームなので、自然と足並みが揃ったんだと思います。

――チームメンバーの”ここがすごい”と思うところを教えてください。

kr10は、大会本番での撃ち合いがすごく強いです。練習に比べて、本番は気持ちの面でもプレイ環境の面でも違いがあるものですが、本番で力を発揮できるプレイヤーです。実際に彼の視点を見ても、家でプレイしている時とリコイルコントロールもほとんど変わらなくて、純粋にすごいなと思います。

Brazilianは天才型だと思います。彼の斥候はとても動き出しが早くて、かつ死なないんです。安全地帯が大きく外れた時に、「このルートでここに行ける」とノールックで行って、そこにほとんど敵がいない。Season2はそれで良い順位が取れた場面が何度もありました。加えて、キャラクターコントロールも撃ち合いも、非常にレベルの高いプレイヤーだと思います。

sssat0は、とにかく撃ち合いにおいてトップレベルのプレイヤーだと、ずっと思っています。特に、強気に出過ぎてしまう部分をセーブできている時は本当に強くて。ファイトの場面での「ここまで出れる」「この敵は倒せる」という嗅覚がすごく優れていて、そういうところが尊敬できます。

チームが勝てるなら、自分は目立たなくてもいい

――チーム内での試合における4人の役割について教えてください。

当初はkr10がオーダーとして入ったんですが、実際はBrazilianが今オーダーになっています。kr10がサブオーダーとして、Brazilianが行き詰まった時にはkr10が案を出すという感じで、実質的にはダブルオーダーのような形です。

sssat0がアタッカーで、ファイトを仕掛けるかどうかなど、戦闘面での判断は彼を中心に展開しています。一方で、敵チームを倒しに行く時に、後ろから別チームが来ないように抑えたり、後ろにいる敵を倒すべきかどうかを判断したり、といった役割を僕がしています。

僕は1人で動くことも多くて、基本的にはチームのサポート役なのかなと。チームが勝てるなら、自分は目立たなくてもいいと思っています。

――PJSの大会配信のインタビューでも、「チームが勝てれば自分は0キルでもいい」とおっしゃっていましたね。

どのチームにも、キルが取れる花形のプレイヤーがいたりするじゃないですか。そういう選手は、大会配信にもよく映るし注目されやすいと思うんです。でも、そのプレイが生まれるのは、チーム全員がそれぞれの役割を果たしているからなんですよね。

大会配信だけでは、オーダーの苦しみだったりサポートの働きだったり、なかなか伝わらない部分もたくさんあると思っていて。キルを取ることだけが勝ちに繋がっているわけではないので、チーム全員のそれぞれの役割をわかって見てもらえると、僕としてはすごく嬉しいですね。

ロンドン行きを決めたドン勝、あの声掛けが生まれた背景

――Season2を振り返って、どんなシーズンだったと感じますか?

安定力がなかったです。例えば、1日の中で2試合は大量ポイントを獲得して、あとの2試合は5ポイント以下とか。シーズンを通してずっとそうだったので、そこが一番の課題だなと。そういう意味では、チームとしてまだ伸びしろはあるなと思います。

――ロンドン行きを決めた最終試合のLiavelyさん声掛けが印象的でした。気持ちをコントロールするような声掛けを、試合中に意識されているのでしょうか?

意識しているわけではなく、自然と生まれたやり取りですね。僕たちはチームの弱点として、1人ずつ欠けていってしまうことが多くて。皆が撃ちたがりなので、前に出過ぎてしまうんです。

あの試合は最終盤まで4人残っていたので、ここで1人欠けたらもったいないなと。安全地帯の位置も悪くなかったので、リスクをかけた動きではなく、4人でファイトすれば確実に勝てると考えての声掛けでした。

ドン勝を決める直前の場面。Liavely選手が「落ち着け、絶対に負けるな」と力強く声を掛ける(クリックでLiavely選手視点からスタート)

――最終試合に「自分たちが一番強い」という気持ちで挑んだという他のメンバーのコメントも印象的だったので、チームとしてメンタル面への意識を強く持たれているのかなと感じていました。

特にそうでもないですね。僕自身は自分たちが一番強いとも思っていなくて。ただ、出るべきところは出て、引くべきところは引くということを、チーム内できちんとコントロールできれば、絶対に負けないという気持ちはありました。

僕がいつも止める役なんですよ。チームの中で誰よりもディフェンス思考なので、だからこそ削られてはいけない場面がわかります。メンバーもそれを理解してくれていて、僕が「引け」という指示を出したら聞くべきだと、チームのフィードバックの中でいつも言ってくれています。

――セーブするLiavelyさんがいることで、チームのバランスが上手く取れているんですね。

メンバーもそんなことを言っていました。でも、今の「BLUE BEES」は、ハイリスク・ハイリターンを取るチームなんです。リスクを取る判断も時には必要なんですが、安定させることが僕の理想なので、まだまだだなと思います。

【次ページ】ロンドンで初の世界大会を経験して感じた手応え
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