【Predator League 2020 特別対談】PUBGトッププレイヤー同士が語る「DGW」Melofo✕「RJ」Weskerインタビュー

INTERVIEW

最後の最後までわからなかった、あの2位争いの裏側

――ここからは「Predator League 2020」の話題について聞いていきたいと思います。Japan Roundを振り返って、手応えはいかがでしたか?

Wesker:
運が良かったです。「DGW」に感謝してるんですよ、特にSSeeS選手に。最終試合の時点で、自分たちと「BLUE BEES」と「Sengoku Gaming」で、2位の枠を争う状況だったんですけど、試合終盤まで2位争いのチームが全部生き残っていたじゃないですか。

【PUBG】Predator League 2020 Japan Week3 Final Day2 Match6 – Match10
▲Japan Round Week3 Match10 (クリックで試合終盤からスタート)

――2位争いは本当に、最後の最後までわからないギリギリの展開でしたね。

Wesker:
自分たちは終盤あと残り1人になっていて、何もない山の丘にポンと伏せてたんですけど、そこに安全地帯が寄ったんです。それも運が良かったし、なにより一番運が良かったのは、「DGW」が「Sengoku Gaming」を倒してくれたことなんですよ。

「DGW」もかなりキツい状況だったから、「これは終わったな」と思っていたんですけど、キルログにSSeeS、SSeeS、SSeeS……って流れてきて(笑)。あの時、もし「DGW」がやられていたら、僕らは確実に2位にはなれなかったです。

Melofo:
最終的に、あの位置にいた僕らがドン勝してますからね。あそこで戦って勝ったのが「Sengoku Gaming」だったら、間違いなく彼らがドン勝してました。その後の「BLUE BEES」を倒した時のSSeeSも、めちゃくちゃ強かったんですよ。

Wesker:
道路に伏せてて、木の裏を倒したやつね。あれも普通だったらほぼ勝てない状況ですよ。もしあそこから「BLUE BEES」が全員倒していたら、僕らは2位になれなかったので。だからもう感謝しかないですね(笑)。

ただ、あの2位争いができるポイントまで持っていったのは実力でもあるから、そこは良かったかなと思います。

――「RJ」はキルポイント比率の高さが注目されていた印象ですが、戦略として意図したものだったのでしょうか?

Wesker:
個人的には、あまりキルを取ってるイメージはないんですよね。実際、結果的には1位のチームとそれほどキル数が変わらなかったりして。

ただ、無理な状況になった時、運試しで突っ込んで0ポイントで死ぬよりも、自分たちは開き直って敵を倒しに行くので。そういうところでコツコツ稼いでいるかなとは思います。

Melofo:
そうやって割り切って、キルポイントを取りに行こうと切り替えられるチームって、Grade1でも数えるほどしかいないと思うんですよ。僕たちのチームも、前までそれができなくて。

なので、「ドン無理」ってコールを作ったんですよ (笑) 。ドン勝が狙えない展開になった時、スイッチを切り替えるために「ドン無理!」ってコールするんです。キルポイントのために戦って散ろうみたいな。

「RJ」は、そういう切り替えができているから、その結果としてキルポイントをきちんと積み重ねているということなのかなと思いますね。

必要なら他チームを蹴落とすのも、自分なりのフェアプレー

――「DGW」は、シード権なし(※)でWEEK1からの出場でした。このあたりも踏まえて、チームとしての手応えを教えていただけますか?

※シード権…PJS Season4のGrade1上位8チームに付与され、シード権を持つ8チームはWEEK2から出場した。

Melofo:
僕たちはSeason4で降格争いをしてしまったので、「Predator League」で大会経験を着実に重ねて、Season5へ最高のパフォーマンスを持っていけるように、という気持ちで挑んでいました。特にMachaoがまだ19歳で、場馴れしていなくて緊張しいなので、大会経験を積ませたいというのもありました。

WEEK1からの出場については、逆に有利に働いたと思います。Season4から2ヶ月くらい空いていた中で、本番の緊張感を取り戻せたし、なおかつランドマークが近いチームを蹴落とすことができたので。

僕らの目標は、あくまで国際大会への出場なので、WEEK1~2までは予選を通過できる以上の成績を取る必要はなくて。だから、予選通過が確実になった時点で、残った試合は全部、他チームの妨害に使いたかったんですよ。

Wesker:
わかるわかる。

Melofo:
最善を尽くすという意味では、蹴落とすのも僕なりのフェアプレーだと思っているんです。やれるのにやらないのは、むしろ失礼なので。WEEK2までは、ランドマークが近かったり、自分たちが取りたいスポットを好んで取ったりするチームを、蹴落とすことを意識していました。

だから、WEEK1は練習試合でランドマークが被っていた「Crazy Cats Cosmo」を、追い掛け回してましたね。本番はどこも被せてこなかったんですけど、可能性がある以上は落とすしかない。これは、PJSでも同じように考えています。

WEEK1~2はそんな感じで、ポイント的に余裕もあったので、一番調子が仕上がった時にWEEK3を迎えることができました。Season4で課題だったコミュニケーションエラーもなく、Machaoのオーダーも常に最適解で、一番良い点数の取り方ができたかなと思います。

ただ、チームとして経験を積むという意味ではすごく良かったんですけど、Season3も今回のJapan Roundもわりとダントツでの優勝だったので、土壇場になった時の練習ができなかったのは少しだけ悔いですね。

Wesker:
いやいや、安全な方がいいよ。嫌だよ、いつもハラハラするの(笑)。

Melofo:
まぁ、気持ち的にはね。でも、「RJ」もそうだし、「SunSister」とか「Crest Gaming Xanadu」って、やっぱり土壇場の勝負強さがあるんですよ。例えば「SunSister」がSeason4の最終日、総合6位スタートだったのに準優勝まで持っていった時みたいな。

僕らのSeason4は、どんどんやられて下がる一方だったんで。欲を言えば、2~3戦くらい残して、一気に順位を上げるような練習もしたかったですね。

他の日本チームに悔しい思いをさせるくらいの活躍をしたい

――マニラでの決勝に向けて、国際大会で結果を残すために意識することについて教えてください。

Melofo:
意識するのはメタですね。やっぱり国際大会はメタが違うので。今回は、安全地帯の中心から離れたところに位置するチームが多いはずなので、それを踏まえた動きが重要だと思っています。あとは、特に自分たちと位置が近いチームが好んで取りに行くポジションとか、各チームの癖をしっかり分析して、事故をなくしたいですね。

今回の出場チームの中でも、チームとしてのファイトの実力は劣っているとは思わないので、中央を取って耐えるムーブよりは、どちらかというと攻撃的になった方が、ポイントは重ねられるのかなと。なので、ムーブの分岐点になった時には、そういう選択に比重を置こうという話は、チームでしています。

Wesker:
イメージは僕もほとんど同じなんですけど、少し違う部分としては、自分たちは今のところ内側から外を崩しにいきたいなと考えています。しっかりとポジションをキープしながら、自分たちのやりやすい形に持っていって戦いたいですね。ただ、1戦目をどうしようかなと思っていて。

Melofo:
ランドマーク?

Wesker:
いや、ランドマークは100%変えないね。どこが降りてきても絶対にファイトする。国際大会は特に流れを掴めるかという意味で、1戦目が重要だなと思っています。

――それでは最後に、「Predator League 2020」マニラ決勝の目標や意気込みを教えてください。

Melofo:
いつも言っていますけど、目標は優勝ですね。あと個人的には、プレイングは変えないですが、しっかりキルを取りたいと思ってます。今、自分の課題がフィジカルだと思っているので、それを克服して自信をつけたいなと。

Wesker:
国際大会はランキングの左側に入っていること自体が少なくて、あまり大それたことも言えないなと最近思っているので……。まぁ、目標は3位以内ですね。

Melofo:
(笑)。悔しい思いをさせたいよね、日本のチームに。僕、自分が出てない国際大会の時、もちろん応援はするんですけど、良い成績取ってると「うわ、先にやられたな」って思うんですよ。

Wesker:
すごいわかる。

Melofo:
僕らのチームは、昨年末の一番大きな世界大会「PUBG GLOBAL CHAMPIONSHIP(PGC)」に出れなくて、やっぱり羨ましいなという気持ちが強かったので、そういう思いを他のチームにさせられるくらいの活躍を見せたいですね。

Wesker:
目立ちたいですね、個人としても。皆、海外の有名プレイヤーのセンシとか調べて真似するじゃないですか。そうやって「この人みたいになりたい」ってリスペクトされるくらい、活躍したいです。

――マニラ決勝での2チームの活躍を期待しています。Melofoさん、Weskerさん、本日はありがとうございました!

関連リンク

「Predator League 2020」日本公式サイト
「Predator Gaming」公式Twitter
AcerJapan公式YouTubeチャンネル

「DetonatioN Gaming」公式サイト
Melofo選手 TwitterOPENREC

「Rascal Jester」公式サイト
Wesker選手 TwitterTwitch

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